仕事の原点は、20代前半に働いた花屋での経験でした。
花を渡すだけで、お客様が本気で笑顔になる。
そのとき初めて、働くことの面白さを実感しました。
その後、不動産会社で営業として経験を積み、宅建を取得、最年少で支店長に。
けれど、自分が家を建てようとしたとき、「土地を変えましょう」と言われた言葉にどうしても納得できませんでした。
今まで自分がしてきた提案が、本当に正しかったのか――疑問が芽生えました。
2020年、REコンサルティングを立ち上げ、不動産の本質的な提案を追求。
仕入れや造成の発注に携わる中で、施工現場の不透明さに限界を感じました。
見積の根拠がわからない。金額も品質もばらばら。
なのに、発注者は「比べようがないもの」を選ばされている。
この構造そのものに、違和感が拭えなかったのです。
だったら、現場に踏み込んで、自分で構造ごと変えるしかない。
そう思い、2025年にさがみ総建を設立しました。
何が、いくらで、誰がやっているのか。
すべてが見える仕事を通して、また誰かに「ありがとう」と言われたい。
あのとき花を手渡した日のように、仕事の面白さを実感しながら。